研究所長の日誌-No.011 : 建築士試験

 

 

本年も講師を続けてまいりました建築士の国家試験(二次)ですが、本日が試験日でした。

 

 

速報で問題を拝見しましたが、近年は要求図面など全体の難易度があがりつつも、突飛な出題条件や要素はそれほどなく、基本的な知識や作図力がしっかりと問われる問題が多くなったように感じます。

 

日頃の実務からしっかりと理解度を高めている人が合格しやすい良い傾向と取れます。

 

 

一方でそもそも全体の受験者数も徐々に減少しており、二級建築士に至っては本年の私の担当で実務で設計,申請,作図などをしている人は一人もいませんでした。

 

オートメーションが進んでいる時代だからこそ、基本理解の深い人間が必要な時代だと私は思いますが、分業化や機械化によって人が育っていないのが現実なのかなと思います。

 

 

夢のある仕事であるし、もっと具体的に設計の重要性と社会的な評価が見直されることを目標とし活動していきたいと思います。

 

 

 

代表 / 園田 泰丈